2008/09/16

米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻

 
米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)劇で、
「公的資金による安易な救済は行わないという政治的意思」

(米投資会社)を示した米国政府は、金融機関の淘汰(とうた)を

加速させて早期の金融危機克服を目指す姿勢だ。

バブル崩壊後の金融危機としては、
山一証券の処理の例と重なって見えるが、
日銀の無担保特別融資(特融)を行った後、
金融機関の破綻処理や資本増強に公的資金投入を本格化させ
「ツービッグ・ツーフェイル(大き過ぎてつぶせない)」
路線に突き進んだ日本とは異なった展開だ。